社長とラブホに行ってきた

 

 

ラブホ行ってきた。

 

夜、用事終わった後に駅で待ち合わせして社長と合流した。

ラブホ行く前にショットバーに連れてってくれるって!

「そこの店、料理もうまいんだよ~。」

っていうから、お腹すかせていった。

 

都会の喧騒からちょっと離れたところに、淡いブルーの光が漏れるバーが一軒。

意気揚々と入っていく社長。

ドアを開けると…

 

お客さんが一人もいなかった。

 

ウンターの中には、中東アジア系の少し太った男性が一人。

あまり元気そうにみえない…。

ちょっとだけ不安になった。

 

それでもマスターは私たちを歓迎してくれた。

「わぁ~!お久しぶりです!5年ぶりじゃないですかー!」

社長、5年ぶりだったのか…

「まだ歯医者やってるんですかー?」

社長が歯医者やってるってきいたことないけど。

 

あげく、

「なんか飯ある?」

「あ~っ、すいません。ヤマさん(かつてここで料理作ってた人らしい)やめちゃったんですよ~」

飯、ない。

 

すきっ腹にビール飲んだからすぐに酔いがまわった。

 

お腹はすごく空いてたけど、ほろ酔いでやさしいブルーライトに包まれながら、60~70年代の異国の音楽をきくのは心地よかった。

店の入り口の横に大きいジュークボックスが置いてあった。

ジュークボックスを操作するのは初めてだった。

お金を入れて曲を選ぶと、機械の中に10数枚セットしてあるCDが動いて再生してくれる。

一曲目に流したStevie Wonderの「Isn't She Lovely」、喜びに満ち溢れた曲が寂れかけたバーいっぱいに広がっていた。のが良かった。

 

2,3杯飲んでバーを後にした。

 

近くの居酒屋でお腹を満たしてホテルに向かった。

 

時間はすでに1時を回っていて、私は超絶眠かった。

ホテルに向かう車の中で、社長が仕切りにしゃべっているのだけど、いつの間にか寝てた。

「おい!」ってゆすり起こされたけど、さすがに眠いよ~!

 

お風呂に入ってベッドへ…

もちろんベッドはダブルベッド。

 

言っておきますが今回はホテル購入の下見です。

え、でも同じベッドに男女が一組。これは、まさか?

もしかして…

 

 

何もなかった。

 

 

酔っぱらってたし、社長からなんかしてきても抵抗できないかもーとか思ってたけど、何もしてこなかった。

ちょっと横でもぞもぞしてたので、触りたそうな雰囲気はしてたんだけど、

 

社長とそういう関係になるの、生理的に無理ーと思ってすっごい離れて寝たから。

多分何かあったら、社長の事避けるようになりそう。

そして無駄に数日落ち込みそう。

 

やっぱりえっちするならマルチさんがいいなーって思っちゃった。

 

ちなみにそのホテルは内装も特に普通だったし、面白いものなかったし、なんも収穫なくてつまんないな。